前走、”進路を決める”第4戦は、
凱旋門賞2勝の名手スミヨン騎手で期待されたが、
追い切りの動きの悪さそのままに早々に失速。
まさに、引退ありきの出走で腹立たしいが、
そんな馬なので、調子落ちに対して放牧に出して立て直されることもできず、馬が可哀そう。
前走後引退は確実と思われたが、落鉄の影響ということでもう一戦することに。
今回”進路を決める”第5戦は地方交流戦を選択。
12月2日の大井10R JRA指定交流 アーバンステージ師走賞 B2B3 選定馬特別 ダート1200mは、
9着/13番人気。
もはやレースぶりになんの進展もなし。
レース回顧を掲載。
いや、回顧するほどの内容でもなかった。
(2009年12月17日完結)
4走前から毎回、次走で進退を決めると言われているエクストラシチーですが、前走は名手スミヨンを背にシンガリ負けと、もはや言い訳の余地はなく、引退確定かと思われました。
しかし、11月9日に更新されましたクラブ公式HPのエクストラシチーの近況によりますと、前走は落鉄の影響があったとのことで、もう一戦見ることになりました。
私はエクストラシチーの引退を望むものではありませんので、その発表は嬉しい限りですが、前走の様にどうしようもない状態※で出走させられるくらいなら、引退させてあげた方が良いと考えます。
連戦による疲労は明らかで、馬体維持の為にまともに調教できないくらいになっています。とはいえ、あと一戦で引退の可能性のある馬を放牧に出すこともできないでしょうし、事情はわかりますが、中途半端な状態での出走及び大敗には馬主として反対です。
この状態において今月中の出走というのはやりきれない感じがします。せめて在厩のまま来月まで出走間隔を開けて疲労を取り除くとかして欲しいものです。
※ 出走間隔がそれなりに開いているにもかかわらず出走1週前に追い切り時計を出さず、出走週にも馬なり一本。これはどう考えても状態の悪さを表しており、こんな状態で出走しても大敗は目に見えている。前走は落鉄の影響がなかったとしても二桁着順は確実。
また、関東に転厩してからのエクストラシチーは追い切りではそれなりに動いており、前走のように追い切りで全く動いていない時はやはり調子落ちしていると見るべき。
エクストラシチーの次走ですが、12月2日の大井競馬場10R JRA指定交流 アーバンステージ師走賞 B2B3 選定馬特別 ダート1200mに出走いたします。
すでに出走の権利は獲れており、自分から回避しない限り出走確定です。1着賞金は400万円、以下2着は140万円、3着は80万円です。
馬名 | 前走騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エクストラシチー | スミヨン | 11/01 500万 | 東京ダ1300 | 16 | 13 | 7 | 9 | 13 | 16 | ||
エフティファラオ | 蛯名正義 | 10/31 500万 | 東京ダ1600 | 9 | 7 | 12 | 12 | 12 | 1 | ||
キタサンハナミチ | 宮崎北斗 | 11/01 500万 | 福島ダ1150 | 12 | 7 | 7 | 4 | 7 | 8 | ||
ネイチャーグロウ | 高山太郎 | 11/01 500万 | 福島芝1800 | 16 | 16 | 12 | 18 | 16 | 11 | ||
マイネスターライト | 五十嵐冬樹 | 11/05 交流 | 門別ダ1200 | 9 | 6 | 15 | 12 | 1 | 2 | ||
リネンピュア | 田辺裕信 | 10/31 500万 | 福島ダ1150 | 10 | 10 | 13 | 13 | 1 | 11 | ||
レディオーロラ | 田面木博公 | 11/05 交流 | 門別ダ120 | 7 | 10 | 11 | 11 | 8 | 10 | ||
以下補欠 | |||||||||||
パックノオトウト | 勝浦正樹 | 11/01 500万 | 東京ダ1400 | 9 | 13 | 7 | 6 | 12 | 交 | ||
リネンアカシア | 田辺裕信 | 10/24 500万 | 福島芝1200 | 14 | 14 | 14 | 18 | 15 | 11 |
前走前 10月29日 美浦南D 良馬場 馬なり余力
助手
5F 73.2
4F 57.5
3F 42.4
1F 13.2[6]
11月19日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
5F 73.3
4F 57.1
3F 42.4
1F 13.3[5]
11月25日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力
助手
3F 44.7
1F 14.8[5]
11月29日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 直線強めに追う
助手
5F 68.5
4F 52.6
3F 38.6
1F 12.4[4]
11月19日、馬なりとはいえ、使い詰めの馬が馬場の5分どころを通ってこの時計というのはありえません。やはり疲労困憊といったところで、次週の出走前も馬なりでの凡時計なら、もはやレースを見るまでもありません。
11月25日、前回の追い切りから約1週間たちましたが、短めの15−15が1本という追い切り量です。通常なら毎週水曜日にもっと長く強めに追い切って、その間の日曜日に今回くらいのやや速めの追い切りを取り入れるものですが、やはり馬体の細化や調子落ちによる軽め調整は明白です。
次走は先行力のあるエクストラシチーにとって大チャンスとも言える地方交流戦ですが、この追い切り内容ではそこでも勝ち負けまでは行かないのではないでしょうか。
11月29日、強めにそして長めに追われました。全体の時計はひと息ですが、終いまでそれなりに伸びており、褒められたものではありませんが、評価したいと思います。なんと言っても自己ベストは4F63秒3でしたからねぇ。
私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。
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気になるエクストラシチーの鞍上ですが、地元南関(厳密には川崎所属)の今野忠成騎手でした。
今野忠成騎手は2009年11月30日終了現在161勝を上げ、南関4場の騎手リーディングの4位と安定した成績を誇っており、期待していい騎手だと思います。
勝率は12.5パーセント、連対率25.2パーセントも悪い数字ではありません。
ちなみに南関のリーディングは戸崎圭太騎手で断トツの354勝。2位は的場文男騎手、3位は坂井英光騎手です。
馬名 | 追い切り日 | コースと 馬場状態 |
強さ | 騎乗者 | 追い切り時計 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
エクストラシチー | 11/29 | 美浦ポリ良 | 強め | 助手 | 5F68.5−12.4 | B− |
エフティファラオ | 11/29 | 美浦坂路良 | 一杯 | 助手 | 51.3−11.9 | B+ |
キタサンハナミチ | 11/29 | 美浦坂路良 | 馬なり | 助手 | 54.6−12.7 | D |
ネイチャーグロウ | 11/29 | 美浦南D良 | 強め | 高山太郎 | 5F70.8−12.6 | C |
マイネスターライト | 11/27 | 美浦ポリ良 | 馬なり | 丹内祐次 | 6F84.4−13.3 | C |
リネンピュア | 11/25 | 美浦南W重 | 一杯 | 助手 | 5F65.5−13.2 | B− |
レディオーロラ | 11/25 | 美浦南W重 | 一杯 | 助手 | 4F51.8−13.3 | C |
エクストラシチー
前走は追い切り不足による息切れ。なので16着大敗も少し多めに見る必要あり。先行力は地方では大きな武器で今回は追い切りの動きも前走より良化。相手関係を考えると強気にはなれないがなんとか掲示板くらいは。
エフティファラオ
新馬戦を勝利し、順風満帆かと思いきやそのから4戦大敗続き。クラス慣れ云々というレベルでもなく早くも壁に衝突か。
ただ、藤田伸二騎手に依頼し陣営は諦めていない様子。追い切りも本数は十分で動きも良好。ここにかける意気込みが伝わってくる。JRA勢の中では1番手評価。
キタサンハナミチ
牝馬限定戦であれば掲示板クラス。今回相手が軽く浮上も。しかし、牡馬混合戦では威張れない成績。
追い切りも18日に一杯にした以来29日に馬なり1本。上手く調整ができていない様子。
ネイチャーグロウ
負けても負けても芝を使い続けられ久々にダートだが、佐藤全弘調教師も思うように私もダートが良いとは思えない。
追い切りは入念に乗り込まれており、着通りの冴えない動きだが、この馬の力は出せる状態。
マイネスターライト
未勝利脱出後は全く競馬にならず。前走は門別の交流戦でも大敗。とてもとても。追い切りも軽い。
リネンピュア
未勝利時代に後藤浩輝騎手で大敗したものの、田辺裕信騎手で僅差の勝ち上がり。しかし昇級後は13、13、10着と大敗続きで頭打ち。よって交流戦に出走するわけだが。
追い切りは入念に乗り込まれ陣営としてはここが勝負。
レディオーロラ
前走は門別の交流戦で大敗。うーん・・・。追い切りもうーん・・・。
いつも地方交流戦で書いていますように、地方馬のレベルはさっぱりわかりません。戦績だけを見るとシーキングドーラやビューティウイナー、ブラウンアマゾンの方が強そうな気がします。それらがJRA勢よりも強いと考えて、JRA勢はどんぐりの背比べですので、愛馬エクストラシチーには良くて掲示板といったところではないでしょうか。
エクストラシチーのスタートは良く、いい位置につけるかと思いましたが、二の脚が遅く一気に飲み込まれてしまいます。結局11番手の外を追走しますが、小回りの地方で外を回るのも厳しいですし、直線が短いので後ろの位置も不利です。強い馬ならなんとかなるでしょうが、能力的に互角以下のエクストラシチーがこれではどうしようもありません。
更に4角も外に持ち出しますが、そんなにエクストラシチーって強かったっけ?と思えるような王道の競馬でした。平井雄二調教師、今野忠成騎手にどのような指示を出したんだ??
|
上り 4F 50.1 3F 38.4 |
ハロンタイム 12.5- 10.9- 11.7- 12.8- 12.7- 12.9 |
コーナー通過順 3角 2,(4,5),6,1,(8,10),12,3,14,13,11,9,7 4角 2,4,1,5,6,3,(8,10),14,12,13,9,11,7 |
芝でもダメ、ダートもダメ、地方でもダメ。もう手詰まりというのはだれもが認めるところです。明け6歳でこれ以上伸びしろがあるはずもなく、もういいでしょう。
比較的相手の軽い地方交流戦で13番人気9着と大敗した我らが愛馬エクストラシチーですが、馬房スカスカの厩舎事情により、出走できなくても年内引退という屈辱的な条件をつけられての現役続行となりました。
嫌なら権利放棄をしても良いのですが、私とてこれだけ成績が悪くとも愛馬の引退を望むわけではありません。常識的には無茶苦茶な条件で、出走の見込みもないのに預託管理料だけ払わされるのかッ!!と怒りが収まらないところですが、私も弱いものです。僅かな可能性に縋ることにしました。
しかし、こんな馬鹿げた条件を平気で飲み込むクラブも弱すぎますねぇ。
2009年11月 1日 第15戦 500万下 東京ダ1300m (16着/13番人気)
2009年 9月21日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (7着/13番人気)
2009年 8月29日 第13戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/14番人気)
2009年 7月 5日 第12戦 500万下 福島芝1200m (13着/15番人気)
2009年 5月17日 第11戦 湯沢特別 500万下 新潟芝1200m (16着/14番人気)
2009年 4月11日 第10戦 500万下 福島ダ1150m (10着/12番人気)
2009年 3月21日 第9戦 500万下 中山ダ1200m (13着/11番人気)
2009年 2月22日 第8戦 500万下 京都ダ1400m (16着/15番人気)
2008年11月30日 第7戦 500万下 京都ダ1200m (13着/12番人気)
2008年 8月 3日 第6戦 筑紫特別 500万下 小倉芝1200m (8着/9番人気)
2008年 7月20日 第5戦 500万下 小倉ダ1000m (11着/9番人気)
2007年 6月30日 第4戦 500万下 函館ダ1000m (4着/7番人気)
2007年 6月16日 第3戦 500万下 函館ダ1000m (7着/3番人気)
2007年 5月12日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m 初優勝!! (1着/7番人気)